新潟県の阿賀町立上条小学校の皆さまより、
オリジナルポロシャツ作成のご用命を頂きました。
ありがとうございます。
今回ベースとしてお選びいただいたポロシャツは、
united athleの5190「ドライハイブリッドポロシャツ」。
T/C 65/35というよくある混率なのですが、
こちらの商品は交編鹿の子。
よって、表面は綿で肌接地面の裏側はポリエステルの
プレート構造なんですね。
ワールドモーションではスポーツウェアをOEM作成することが
多いので、プレート素材の扱いも多いです。
プリンタブルウェアでもプレート素材の人気が来たのかあ・・と
思っていたのですが・・・
恐らくはシルクの工場からのリクエストの末に
出来た物かと思います。
ドライ人気の流れはここ数年続いており、
御注文内容を見ても、ポリエステル素材がまだまだ増えています。
ただこのポリエステルは、プリント屋さんにとっては
ちょっと対策が必要な素材。
「逆昇華」が起こることがあるんですね。
インクを乾燥させる工程で100度以上の熱を与えるのですが、
その際に洋服自体の色の染料がインクに気化して混じる事があるんです。
ホワイトのインクがボディの色と混じって汚くなったりと。
特に油性のインクは乾燥温度が高いので、
油性シルクしか使っていないシルク工場などでは、
深刻です。
そこで・・プリント面を綿にして
肌接地面だけをポリにかえれば・・・
逆昇華は落ちない・・ドライシャツのメリットは
影響なく残る逸品となりますね。。
そこで交編素材が増えたのかと思います。
スポーツの世界で「綿の良い風合いを残しつつ、
肌接地面は吸汗速乾性の高い素材」でというところから
増えた理由とはちょっと異なりますが
共に交編のメリットを活かした使い方ですよね~。
さてさて、今回の作品紹介に戻りますが
ネイビーボディ×ライトピンクのプリントの掛け合わせで
シルクスクリーンプリントで行いました。
素敵な仕上がりですよね!
この度はありがとうございました。
ワールドモーションでは基本的にはポリエステル混じりのウェアの際は
水性シルクで対応をしておりますので逆昇華の心配はありません。
水性のインクは油性インクよりも乾燥温度が低く、
昇華する危険を避ける様になっております。
また、水性インクの中でもボディメーカー推奨のインクを使っており、
昇華問題には出来るだけの対策を行っております。
お持ち込みのポリエステルボディにも対応可能ですので、
どうぞお気軽にご相談ください。