今日は今年のワールドモーションのテーマにである
「仕組化」について触れてみようと思います。
今年のテーマではありますが、
先5年ほどの共通テーマになりそうです。
プリント事業を取り巻く環境は極めて競争が激しく、
特徴がない会社は10年以内に頓挫されていく流れで、
OEM同様にアパレルならではの流行の流れも受け、
流れが非常に早く、設備投資のリスクも高い世界なのかなと思います。
そんな世界へ事業部としてではありますが、
業界の事を何も知らない状況で飛び込んで3年近くが過ぎました。
当初の計画の半分位の進捗率ではありますが、
お蔭様で事業としても黒字で推移しており
来期以降は更に飛躍を狙って行こうというところまで来ることが出来ました。
そう「仕組」で。
この時期、スタッフの課業面接を行っており
全員口にするのが「頑張って○○をします」「頑張ります」
「今よりも○○出来る様に・・」などをよく耳にします。
でも残念ながらそんなに頑張っても結果ってすぐに変わらないんですよね。
けれども事業部の計画予算はすぐに
すごく伸ばさないといけないんです。
どうしよ・・・ぉ。・
そこでテーマである「仕組化」を行い、「仕組」で勝負するのです。
例えば、あまり多くは言えませんが・・
デザイン担当との話。
<デザイナー>
「背中に背番号のデザイン、50人全員の作るから
共通デザインの50倍時間掛かるわ・・」
<私>
「でも50倍の時間が掛かる分の売価転嫁できないよね?
辞めちゃう?背番号は断る?」
<デザイナー>
「いや、どこの会社も作ってくれてるし
受けてますよ。少し高いけど」
<私>
「それって、大問題じゃない?業界として。
だってプロのバイヤーに求められるグレードとスピードで
対応出来る環境のうちがこんなに困っているんだよ。
他はもっとだと思うよ。最低でも20分でやってほしいよ、1件。
じゃないとまわっていかないよ。」
<デザイナー>
「頑張っても絶対に無理です。そんなの。」
<私>
「そうだよね、そこだよね。
無理なことに早く気付かないとだめだよね~。
無理なんだもん。じゃ、うちのシステム担当に仕組を
作らせようよ仕組化!」
という普通の日常会話から始まったこの話。
「大変なのが当たり前」になっていると、
改善は進まないんですよね。
ちょっと緩いくらいがいいのかもですよね。
結果として、弊社の頼もしく
体幹って何?っていう位に弱い
こちらのスタッフMに
事情を説明したところ・・・
出来ましたよ~~。
番号と名前を入れて、使うフォントは登録したので。。
こうやってがちゃーんとすれば、
ほら全部出来上がってます。
そう、エクセルのマクロですよね。
これを使ってイラレへぶち込めば・・
10秒で1000件でも2000件でも出来上がります。
今では「全然時間掛からないから、
来期は背番号も共通デザインと同じ単価にしようか」
という話に繋がっています。
これは一例ですが、
どんなレベルの人がやっても同じスピードと
クオリティで仕事を進める事が出来る。
そういう仕組で勝負が必要!という話なんですね。
その環境作りが我々今のスタッフの仕事という認識です。
IT分野に限った話ではなくて、
掃除方法一つとってもそうですよね。
「こうやれば誰がやっても同じ様に綺麗に出来る」という
方法をどんどん積み上げてって共通化していくんです。
HPの通信販売ってことは、営業・販売を仕組化しちゃっているわけですから
これ以上に仕組化の難しい分野は無いかと思います(笑)
という勝手に設定したテーマではありますが
早く全スタッフに理解をしてもらわないと(;^_^A
課業面接で今日もきっと誰かしら言うんだろうな・・
「頑張って早く仕事をこなせる様にします」って・・。
どの部分を?どの様に?何をどう改善して?
早くこなせる様にしますって言える根拠は?
どのくらい早くなるの?明日から?来週から?
え?え?え?
さて・・
雪だるま位固めてやろう・・(笑)